背が低い人のためのファッション雑誌活用法

私は身長150㎝。
背の高いモデル達のコーデをそのまま真似したら、痛い目に合うのはもちろんのこと、Sサイズモデルのコーデすら真似するわけにはいきません。

それでも、昔から服が好きで、ファッション雑誌も大好き。
眺めているだけで、楽しいので、よく購読しています。

でも、眺めて楽しむだけでもなく、カタログ的に利用するだけでもなく、しっかりコーデを参考にしていますよ。
ただし、心惹かれたコーデを真似するためではありません。

モデルというのは、身長が高く、顔立ちがはっきりしています。
メイクも髪型も、華やか。
一方、自分は身長が低く、顔だちは地味。
メイクは薄く、黒髪のショートボブです。
つまり、モデルと自分の容姿は正反対。

なので、モデルが魅力的に見える服やコーデは自分が似合わないものとして避け、モデルが似合ってない服やコーデに注目します。
それが自分に似合う服やコーデである可能性が大だからです。

モデルなら何でも似合うなんて、思い込みですよ。
冷静になって見てみると、似合っていないもの、あるんですよ。
例えば、ピンク等の暖色系のパステルカラーと、それと白っぽいカラーを組み合わせたワントーンコーデ。
あとは、膝上丈のフレアスカートやミニスカート。
似合ってません。
やたらと野暮ったく見えます。
モデルに似合うのは、ネイビーやグレー、寒色系のくすみカラーやアースカラー
主に、男性が着ていても、違和感がないものです。
パンツスタイルもそうですね。
かえって、女らしさが際立つんです。
私がやったら、地味さが際立ち、クールを通り越して、冷徹に見えます。

だから、私は、グレーのチェスターコートではなく、ベージュピンクのノーカラーコートを着ます。
ロングスカートではなく、ミニスカートを履きます。
ゆるシルエットのVニットではなく、普通のVニットを着ます。
誰にでも似合うわけではないけど、自分には似合うからです。

モデルみたいに可愛くなりたいと、憧れのモデルが最高に可愛く見えるコーデを真似して、「やっぱり私なんか」と思うなんて、バカみたいです。
背の高い、派手顔のモデルには似合わない服を着て、「背が低くて良かった」と思った方が、絶対に幸せです。

モデルが似合う服が似合わなくても、可愛くなれるのです。